「リフォームの見積もりをお願いしたのに、なかなか金額が出てこない…」
「複数の業者に依頼しているけど、返事が遅くて不安」
そんな悩みを抱えていませんか
実はこの「見積もりが遅い」という悩み、リフォームを検討している多くの方が経験しています。私自身、現場でお客様から何度も相談を受けてきました。早く進めたい気持ちとは裏腹に、業者の対応が遅いと不安になりますよね。
この記事では、リフォームの見積もりに時間がかかる理由や業界の事情を分かりやすく解説します。さらに、1ヶ月以上待たされる場合の注意点や、対応が遅いときに取るべき対処法も紹介します。
■この記事でわかること
・リフォーム見積もりが遅れる主な理由
・一般的な見積もりにかかる期間の目安
・1ヶ月以上かかる場合に考えられるリスク
・他の業者に当たるべき判断ポイント
リフォームの見積もりは通常1〜2週間程度で出るのが一般的。長く待たされる場合は業者のキャパ不足やミスマッチが原因である可能性が高いため、早めに見切りをつけることも大切です。
この記事を読むことで、「なぜ見積もりに時間がかかるのか」を理解し、信頼できる業者の見極め方や対処法が分かります。無駄に時間を浪費せず、安心してリフォームを進められるようになるでしょう。
見積もりが遅い理由と原因
日頃の請け負い業務と違う場合
建築業界には様々な種類の工事があります。普段から従事している工事内容であれば、見積もりをしなくても大まかな金額は答えられることが多いです。
もちろん、規模が大きかったり単価の高い工事では、わずかな数量の数え間違いでも大きな損失につながるため一概には言えませんが、一般的には初期見積もりと最終金額に大きな差が出ることは少ないものです。
なかなか金額を伝えなかったり、見積もりに時間がかかりすぎる場合は注意が必要です。
ただ「早ければ良い」というわけでもなく、後から追加請求が発生する可能性もあります。会話の受け答えから、誠実さや知識の確かさを確認していくことが大切です。
普段の仕入れ業者と違う場合
普段から付き合いのある業者や専属の職人であれば、見積もりは比較的早く出てきます。
逆に一見客や、たまにしか依頼が来ない業種の場合は関係性が薄く、動きも遅くなりがちです。
建材などの仕入れは半期や通期ごとに価格が決められていることが多いため、数量を拾い出して必要な工事が分かれば、時間さえ取れればすぐに金額は出せます。
コロナ禍のように価格が頻繁に変動する時期は別ですが、現在は落ち着いてきているため、得意分野の工事であれば見積もりに長い時間はかからないのが一般的です。
担当営業の業務量や人数
見積もりは計算間違いや数量の拾い間違いがあると大きな損失につながります。リフォームは新築と違い、工事が始まらないと分からない点も多いため、協力業者とリスクを確認しながら費用を算出する必要があります。
営業担当者が同時に多くの案件を抱えていたり、部署の人員不足がある場合、どうしてもキャパオーバーとなり対応が遅れることがあります。
この場合、工事が始まってからも連絡が取りにくくなったり、既存顧客のフォローが手薄になるリスクがあります。
一般的な見積もり期間
一般的には 1〜2週間程度 が目安です。
現地確認 → 必要工事の選定 → 提案プランの作成 → 各業者への依頼 → 社内チェック という流れを踏みます。
ただし、近年の働き方改革の影響で、プラス1週間ほどかかるケースも増えています。
打ち合わせや工事内容が固まっていない段階では、概算値での説明にとどまることが多い点も理解しておきましょう。
下請け丸投げのリスク
会社によっては、下請け業者や工務店に現地調査を依頼し、そのまま見積もりを提出するケースもあります。
この場合、下請けからの見積もりが来ないと金額を出せず、概算を伝えても大きくズレることが多いです。
元請けもリスクを避けたいので、金額を曖昧にしたり、複数の業者に現地を確認させることもあります。
自社での管理や検査がしっかりしている業者を選ぶことが大切です。
1ヶ月以上かかるのは要注意!
見積もりに1ヶ月以上かかることは基本的にほとんどありません。もしそうであれば以下の可能性が考えられます。
- 駆け引きの可能性
相見積もりを取っている場合、先に金額を提示すると不利になるため、他社の動向を待っている。 - 工事したくない可能性
工事内容や規模によって後回しにされている。依頼先の規模と工事内容がミスマッチのケース。
このような場合、早めに見切りをつける判断も重要です。
他を当たるべきケース
工事の規模や内容によっては、別の業者に依頼した方が早く金額が出ることもあります。
例えば、網戸の張り替えは大手リフォーム業者よりもホームセンターの方がスピーディーです。
逆に、耐震補強を設備業者に依頼しても対応できません。
対応が遅い場合は、早めに別の業者に当たることをおすすめします。
まとめ
見積もりにかかる時間は、業者の得意・不得意を判断するバロメーターにもなります。
理由を理解しておくことで、業者選びに役立てることができます。
「相見積もりで失敗しないためのポイント」も別記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
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