照明選びは空間選び!? 〜新築・リフォーム時に失敗しないコツ〜

仕様

「新築やリフォームで照明を選ぶとき、何を基準に決めればいいのか分からない…」
「おしゃれな家にしたいけど、照明まで手が回らない…」
「照明って、後からでもいいんじゃないの?」

照明の力を侮ってはいけません。ひと工夫で癒し空間へ

家づくりは決めることが山ほどあり、照明のことまで考える余裕がないのも当然です。
ですが、せっかくの新築やリフォームだからこそ、“照明選び”で空間の雰囲気が大きく変わるのをご存じですか?
「もっと考えておけばよかった…」と後悔する前に、ちょっとしたコツを押さえておきましょう。

この記事では、照明の基礎知識から間接照明・直接照明の違い、照明色の選び方、人気メーカーの特徴まで、プロ視点で丁寧に解説します。
専門知識がなくても、家づくりに活かせるヒントが満載です。

■この記事でわかること
・空間の印象を左右する照明の役割と重要性
・失敗しない照明の選び方と色の使い分け
・プロも使う、おすすめ照明メーカーの特徴

照明は、単なる“明かり”ではなく、「空間そのもの」をデザインする重要な要素です。
照明計画を取り入れるだけで、あなたの住まいはワンランク上の快適空間になります。

strato

元大手ハウスメーカー勤務  (エリアマネージャー)
→エリア成績全国No1獲得
新築戸建分譲の現場監督経験を経て大手ハウスメーカー
リフォーム部へ転職
現在は「後悔しない家づくり情報」をブログで発信中!

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照明で住空間はガラッと変わる!

新築やリフォームの時、「とりあえず明るければいいか」と思っていませんか?

昔は和室にヒモで引っ張る吊り下げ式の照明が主流でしたね。
家電量販店で選んで、特にこだわらず…私の実家もそんな感じでした。

でも、照明は住空間の印象を大きく左右します

  • 自然光をどう取り入れるか
  • 風の通し方をどうするか

これらと同じくらい、住み心地に直結する大事な要素なんです。

きちんと計画すれば、癒しの空間にも演出可能
せっかくの新築・リフォームのタイミングに、
量販店の「後付け」で済ませず、トータルコーディネートしてみましょう。


間接照明と直接照明の違い

照明の種類は大きく2つに分かれます。

種類特徴
直接照明シーリングライトなど。部屋を効率よく明るくする
間接照明壁や天井を照らして、柔らかい光を演出

直接照明は、一般家庭でおなじみのシーリングライト。
明るさ重視で、効率よく全体を照らします。

一方、間接照明は、光を壁や天井に反射させることで
間接的に柔らかく自然な雰囲気を作ります。

よく使われるのは…

  • コープ照明(天井を照らす)
  • コーニス照明(壁を照らす)
  • ブラケット照明(壁付け)
  • フットライト(夜間用の優しい光)

ダウンライトで天井の凹凸を無くすと、空間が広く感じられる効果も。


明かりの色は3種類

照明の色合い(色温度)も雰囲気を大きく変えます。

種類色合い向いている場所
電球色オレンジ系リビング、ダイニング
昼白色白色リビング、広い空間
昼光色青白い勉強部屋、作業スペース

例えば、飲食店では電球色が多いですよね。
暖かみがあって、料理も美味しそうに見えます。

逆に、昼光色は集中力を高める効果があり
オフィスや作業場、勉強部屋にぴったり。

リビングや広い空間では昼白色がよく選ばれます。


主な照明メーカーと特徴

私が現役時代によく使っていたのは、次の5社。

  • コイズミ照明
  • オーデリック
  • 大光電機
  • パナソニック
  • Yamagiwa

特徴をざっくり紹介すると…

🔹 コイズミ・オーデリック
種類も多く、カタログから選ぶならまずここ。
好みの器具が見つかりやすいです。

🔹 大光電機
間接照明の演出が得意。メーカー担当と一緒にプランすると◎。

🔹 パナソニック
家電メーカーらしく多機能照明が強み。
ショールームで体感できるのも嬉しいポイント。

🔹 Yamagiwa
有名建築家やデザイナー照明が揃う、こだわり派向け。
「ここぞ!」の時に使いたいブランドです。


意外と役立つ!照明カタログ

照明カタログは、ただのカタログではありません

  • 空間イメージの参考書
  • 色合い・レイアウトのバランス
  • 光の演出パターン

こんな要素がギュッと詰まっていて、
新人時代はよく眺めながら勉強していました。

部屋づくりのヒントにもなります。
さらにお客様とのイメージ共有にもとても便利です。

ぜひ照明カタログを取り寄せて
プラン計画の段階で参考にしてみてください。


まとめ 〜照明は空間を変える魔法〜

照明計画をおろそかにすると、
せっかくのお家が「どこにでもある普通の家」になってしまいます。

特に新築・リフォーム時でなければ
仕込み工事はできません。

プラン段階からしっかりと打ち合わせをして、
直接照明と間接照明を上手に使い分けましょう。

照明ひとつで、
住まいはもっと素敵な空間に変わります。


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