大手を辞めて感じる反省点 ─ リフォーム大手と中小の違い

営業

「リフォームを依頼するなら大手と中小のどちらがいいの?」
「価格も保証も違いそうだけど、どうやって選べば失敗しない?」
そんな疑問や不安を抱えていませんか?

私自身、かつてリフォーム大手で管理職を経験し、その後に中小企業のサポートにも携わりました。
両方の現場を知っているからこそ見えた“リアルな違い” があり、
お客様が迷ってしまうのも当然だと強く感じています。

この記事では、
大手と中小のリフォームは具体的に何が違うのか、
現場目線で“本当に気をつけるべきポイント”を解説します。

■この記事でわかること
・大手リフォーム会社と中小リフォーム店が生む「価格差」「品質差」の正体
・大手に向いている案件・中小に向いている案件の判断基準
・後悔しないための“担当者の見極め方”

大手にも中小にも長所と短所があり、どちらが良いかは工事内容と担当者しだい。
規模よりも「誰が施工を管理するか」が、成功と失敗を大きく左右します。

strato

元大手ハウスメーカー勤務  (エリアマネージャー)
→エリア成績全国No1獲得
新築戸建分譲の現場監督経験を経て大手ハウスメーカー
リフォーム部へ転職
現在は「後悔しない家づくり情報」をブログで発信中!

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なぜ大手を辞めたのか

大手で役職が上がると、どうしても“守備的な中間管理職”の色が濃くなります。
現場で試行錯誤しながら挑戦してきた自分にとって、
本部主導で物事が進む環境は次第に息苦しさを感じるようになりました。

良くも悪くも大手は

  • マニュアルが整備されている
  • 変更やチャレンジがしづらい
  • 管理職の姿勢によって柔軟性が大きく変わる

という特徴があります。

営業所レベルでは、結果さえ出していれば多少の自由度はありました。
しかし、本部に近づくほど 「結果」より「手段」 を重視されるようになります。

企業ブランドやガバナンス維持のためとはいえ、
“守ること”に比重が偏りすぎていると感じたことが、離れた大きな理由です。

大手と中小では“ここが違う” ─ 体験からわかった本質

大手は仕入れ値が圧倒的に安い

まず衝撃だったのは、メーカー商材の仕入れ値の安さです。
職人さんの工賃も安く、年間発注数の差で大きく変わります。

原価レベルでは、中小は大手に勝てません。

お客様から「大手は高いよね」とよく言われましたが、
実は“一つ一つの工事単価”はむしろ安いです。

高く見えるのは、別の理由があります。

守備的になることでコストが上がる(最大の価格差要因)

広告費のせいだと思われがちですが、
実際には広告費は各案件の数%。そこまで大きくありません。

本当に価格差が出る原因は 「守備的になりすぎること」 です。

  • ブランド維持のための安全策
  • 法律、保証、コンプライアンス対応の強化
  • 役所や世間からの厳しい目

これらが積み重なり、結果としてコスト増につながります。

その反面、
トラブルが起きたときの対応力は安心 というメリットもあります。

業務フローの整備レベルが違う

大手は、新人や中途でも大きなミスをしないよう、
業務フローが徹底的に仕組み化されています。

私が入社した頃は今より“イケイケ”な雰囲気でしたが、
それでもフローのおかげで大きな事故やミスはほぼ起きませんでした。

昨今の人手不足の影響で、よりフローは強化されています。

一方で、中小は担当者の経験値がモロに影響します。
フローがあっても「運用されなければ絵に描いた餅」。
大手でも起きることですが
良心的でない企業だと、営利重視になることも少なくありません。

大手は“長く保証できる施工”を重視している

大手では会社の保証があるため、
「長く持つ施工」「後々問題が出ない」が絶対条件になります。

ただし、それが行き過ぎると 過剰施工 になることもあります。

コンプライアンス強化の流れもあり、
「そこまで必要か?」という場面でも慎重にならざるを得ません。

中小は“価格を抑える工夫”を重視

中小は、既存を活かしながら価格を落とす工夫が得意です。
理由は単純で、

一工事あたりの原価は大手のほうが圧倒的に安い
→ 中小は「別の方法」で価格を抑えるしかない

からです。

例えば

  • 1人の職人が電気も設備も解体も兼任
  • 塗装業者が足場も組める
  • 養生・管理・申請の簡素化

など、人工を減らすことで費用を抑えています。

ただし、中には
触ってはいけない部分(構造・防水など)まで削ってしまう業者
がいるのも事実で、ここは注意が必要です。

担当者の知識や良心によって仕上がりが大きく変わります。

実際、どっちが良いのか?

私は大手で管理職まで担当していたため、
「会社が保証できる工事」「長く持つ施工」を重視してきました。

しかし、予算が厳しい人もいます。

“そこまで必要か?“
と悩む場面も。

  • 構造
  • 雨漏り
  • 腐食
  • 性能

これらは削ってはいけません。
しかし、意匠・使い勝手・施工性などは柔軟に調整できます。

中小の強みは、この“柔軟さ”です。
一方で、重要部分まで価格重視になるリスクがあります。

正直仕上がった段階では違いはわかりません。
悪く言うと、蓋をしてしまうとわからない世界です。

大工や職人は、「自分が関わった現場で問題を起こしたくない」ため、
危険な施工は止めてくれますが、
残念ながら全ての会社がそうではありません。

構造や性能部分を施工する場合は、大手が無難な選択肢です。
工事規模感が小さい場合は、
過剰提案になる場合がある為注意が必要です。

まとめ

大手を辞めて感じた反省点

  • 価格と保証性能のバランスを見極める難しさ
  • 守るための施工が過剰になることがある
  • 顧客の予算に寄り添いきれない場面もあった

大手・中小には得意分野がある

  • 構造・防水などの重要工事 → 大手が安心
  • 小規模リフォーム・予算調整 → 中小のほうが柔軟

ただし、中小は 担当者しだいで品質は変わる のが現実です。

最終的には、
“真摯に対応してくれる担当者と会社を選ぶこと”
これが一番のポイントです。

下記記事で相見積りのポイント説明してます。参考にして下さい

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