「冬になると寝室の窓がびっしょり結露する…」「玄関のニオイがこもって、来客時に気になる…」「洗面所の湿気でカビが生えやすい…」
そんな“住まいの小さなストレス”を感じたことはありませんか?
その悩み、実は【壁材】を変えるだけで解決できるかもしれません。
今回はリフォーム業界で長年の経験をもつ元エリアマネージャーの私が、LIXILの《エコカラット》についてご紹介します。
ただのインテリアではなく、空気を整えてくれる“呼吸する壁材”です。
機能性はもちろん、貼るだけでお部屋の印象がガラッと変わるインテリア性も魅力です。
エコカラットとは?
LIXILが開発した内装用壁材で、自然素材による「調湿」「脱臭」「有害物質吸着」の効果があります。
デザイン性にも優れており、住まいの印象をぐっとおしゃれに演出してくれる優れものです。
かつての機能性壁材といえば、珪藻土や漆喰、無垢板が主流でしたが、ナチュラル系の住宅でないと雰囲気が合いづらく、さらにメンテナンスに手間がかかるなど、デメリットが目立っていました。
エコカラットは、豊富なデザインバリエーションでさまざまな住宅スタイルにフィット。
さらに調湿性能は、珪藻土の約5~6倍、調湿壁紙の25倍以上(LIXIL調べ)といった高機能を誇ります。

こんなお悩みに効果あり!
- 寝室や子ども部屋の【結露】対策に
- 玄関やトイレの【ニオイ】対策に
- 洗面所やクローゼットの【湿気】対策に
*注意点
エコカラットを貼ればすべてが解決するわけではありません。
特に【結露】には「断熱」と「換気」が欠かせません。
【ニオイ】も「換気」をしないと空気がこもってしまいます。
エコカラットはあくまで、根本対策を行った上での“補助材”として効果を発揮します。
とはいえ、近年の高気密・高断熱住宅では、天然素材による調湿・防臭効果は非常に重宝されます。
とくに窓のない水回りでは、換気していても不快感を感じやすい空間において、違いが実感しやすいです。
こうした“空気の質”に敏感な方にとっては、デザイン性とあわせて検討する価値の高い商品です。
実際に使ってみて
中型犬を室内で飼われている施主様のお宅では、8畳の寝室のうち、ベッドヘッドの壁一面(床から天井まで)にエコカラットを施工しました。
その結果、こんな声をいただきました
「夜中にトイレで部屋を出て戻ったとき、以前はどうしてもニオイを感じていたけれど、施工後はほとんど気にならなくなった」
しっかりと面積を確保して施工すれば、ニオイに対する効果も実感しやすいという好例です。
おしゃれ+機能の“いいとこ取り”
なんと言っても、エコカラット最大の魅力は「おしゃれさ」。
- 凹凸のある高級感あふれるタイル調のデザイン
- 豊富なカラー・質感ラインナップ
- アクセントクロス代わりに使える汎用性の高さ
TVボード背面・カウンター下・トイレのタンク背面・壁の一部など、
さまざまな場所で“印象づけ”ができます。
しかも、調湿・脱臭といった実用的な効果も兼ね備えており、まさに「賢いインテリア材」です。
下記参考に

デメリットは?
- 価格が高め
施工費込みで、㎡あたり10,000〜24,000円前後(商品・仕様により変動)
広範囲に貼ると費用もかさむため、小空間(洗面所・トイレ・WIC・玄関など)から始めるのがおすすめです。 - 衝撃に弱い
表面に微細な穴を多く含む構造上、物がぶつかると割れやすい特徴があります。
物が当たりやすい場所・白系カラーは注意が必要です。
最近はDIY用のパネルも販売されていますが、不安な方はリフォーム時・新築時にプロ施工での検討がおすすめです。
まとめ|費用対効果は高い!
エコカラットは、「デザイン性」も「機能性」も求める方にとって、費用対効果の高い選択肢です。
価格はやや高めではありますが、「貼ってよかった」という満足度の高い商品でもあります。
アクセントクロスじゃ物足りない…という方へ。
ワンランク上の暮らしを目指すなら、エコカラットが最適解です!
価格を抑えるためにDIYで施工することもできるので検討してみて下さい。
コメント