「家づくりって、誰に相談すればいいの?」「営業担当って選べるの?」そんな疑問や不安を抱えていませんか?
住宅会社とのやりとりで、営業担当者との相性や対応に悩む方は意外と多いものです。契約後に「こんなはずじゃなかった…」と後悔するケースも少なくありません。
実際、私もリフォーム業界で多くのお客様と接する中で、「担当営業とのミスマッチが一番のストレスだった」という声を何度も耳にしてきました。家づくりは長い付き合いになるからこそ、担当者との信頼関係がとても重要なのです。
この記事では、元エリアマネージャーの視点から、営業担当との付き合い方や選び方のコツを具体的に解説します。初期対応のポイントから、相性が合わないときの対処法、会社の見極め方まで、実践的なアドバイスをお届けします。
■この記事でわかること
・営業担当を選ぶ際のタイミングと伝え方
・「この人、合わない」と感じたときの適切な対応方法
・担当者の変更が必要なケースと会社選びの見極め方
担当営業は“選べる”?実はタイミング次第!
「そもそも担当営業って、自分で選べるもの?」
答えは「YESだけど、タイミング次第」です。
多くの住宅会社では、最初の問い合わせやモデルハウス来場のタイミングで、空いている営業が自動的に担当になります。
一度間が空いて再連絡をすると、違う人が担当になるケースも珍しくありません。つまり“ほぼ運”です。
でも実は、この最初の一歩で希望を伝えるだけで未来が変わるんです。
最初の希望が肝心!こんな伝え方をしよう
問い合わせ時に以下のような要望を伝えてみてください。
- ○○に詳しい方が希望(例:中古リノベ、自然素材、子育て世帯など)
- 女性/男性の担当が安心
- ○○風のインテリアが得意な方希望 など
会社によっては設計やインテリアコーディネーターが別につくこともありますが、実際に細かな気づきを現場でしてくれるのは営業マンです。
得意分野も人それぞれ。
ミスマッチを防ぐには、最初から具体的に希望を出すことが一番の近道です。
各案件ごとに上司のチェックは必ずあります。
初めに細かな要望を初めにしておくと上司がポイントごとの的確なサポートができるメリットもあります。

初めに細かい要望をいただくと、上司も必然的に印象に残ります。
どうしても合わない…そんな時の対処法
「ちょっと合わないかも…」と感じたとき、大事なのは我慢しないことです。
我慢が続くと、信頼関係が築けず、後々のトラブルにつながりやすくなります。
言いづらいのかも知れませんが担当変更を伝えてください。
営業のタイプはさまざまです。
- とにかくスピード重視な人
- 忘れっぽい人
- 丁寧で寄り添ってくれる人
相性がすべてではありませんが、やはり“信頼できる”という感覚は大切。
遠慮せず、率直に伝えることが、結果的にお互いのためになります。
※ただし、小さな会社や営業担当が一人しかいない場合は別です。
その場合は、会社選びから見直すことも選択肢になります。
元マネージャーの本音「営業マン=会社全体ではない」
現場でよくある誤解がこれ。
「あの営業の対応が悪かったから、この会社はダメ」
確かに指導不足の場合もありますが、それが会社全体のレベルとは限りません。
個人の資質の問題であるケースも多く、実際には担当変更でスムーズにいくことも少なくありません。
特に契約が終わっていて、会社変更が難しい場合は、早めの担当変更を申し出て見て下さい。情けない話ですが担当で大きく改善されることも多くあります。
担当を変更したからといって、理不尽な対応をされることは基本的にありません。
会社側としても、不要なトラブルは避けたいものです。
ただし、変更しても対応が改善されないようなら、
そのときこそ会社自体の体制や風土を見極めるタイミングです。
後悔しないための3つの対策
- はじめの問い合わせ時点で要望を伝える
- 要望が上司に伝わっているか確認する
- 相性が合わない場合は無理せず担当変更を申し出る
どれも当たり前のようでいて、実行できないまま後悔してしまう方も多いのが現実。
でも家づくりは、人生でも指折りの大きな買い物。
だからこそ、“信頼できる人に任せる”ことが大切です。
まとめ
営業担当との出会いは“運”もありますが、“選び方”と“伝え方”で未来は大きく変わります。
▶ 自分に合った営業マンと出会いたい
▶ 不安や希望をしっかり受け止めてほしい
▶ 長く安心して任せられる人がいい
そんな思いがあるなら、最初の一歩を大事にしてください。
少しの工夫で、良いご縁につなげることができます。
理想の住まいづくりは、良いパートナー選びから始まります。
この記事が、あなたの家づくりの一助になればうれしいです。
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