営業マンは“夢の案内人”だった!?住宅営業の本当の役割と信頼できる人の見極め方

営業

「営業マンって、物を売りつけてくる人でしょ?」
「こっちの都合も聞かずに契約を迫ってくる…そんなイメージしかない」
-もし、あなたがそう感じていたら、ちょっともったいないかもしれません。

今回は、某大手リフォームメーカーで全国1位の実績を持つ元エリアマネージャーが、
営業職についてわかりやすく解説していきます!

少しでも皆さんの家づくり・住まいづくりの参考になればと思い、
今後も情報を発信していきます。

営業って「売る仕事」じゃない?

営業職ってどんなイメージですか?
多くの人は「物を売る仕事」と答えるでしょう。間違いではありませんが、それは結果であって、目的ではありません。

私が営業の考え方を変えるきっかけになったのが、
中村信仁さんの著書『営業の魔法』です。

そこには、営業の本質がこう語られていました。

「営業とは、お客様の悩みを解決し、夢をかなえる仕事である」

私はこの言葉に衝撃を受けました。
物を売るのではなく、「夢をカタチにする案内人」。

新人時代にこの言葉に出会い、やる気に火がついたのを今でも覚えています。

営業に対してネガティブだった私の考えを、根底から覆してくれた一冊です。


営業は「聞く力」が9割

営業と聞くと「話が上手い人」と思いがちですが、実は逆です。
本当に信頼される営業マンは「聞く力」に優れています。

・お客様が何に困っているのか?
・どんな未来を望んでいるのか?
・本人も気づいていない潜在的な課題は?

こうした情報を丁寧にヒアリングしてこそ、最適な提案ができるのです。

一方、信頼されない営業マンほど、一方的な説明や押し売りをしがち。
「早く決めてください」ばかり言ってくるような営業には要注意です。

信頼できる営業マンは本当にたくさんの情報を聞き出し、お客様の“困りごと”を“快適”へ導いてくれます
ここで大切なのが「信頼関係」です。

信頼のない状態では、いくら質問されても本音は引き出せません。
信頼があれば、お客様は自然と話してくれるし、要望も明確になります。


営業職になったきっかけ

正直、私はもともと営業職に就くのがイヤでした。
「お客様にヘコヘコして、物を売りつけるのが仕事」と思い込んでいたからです。

卒業後は現場監督など技術系の職に就いていましたが、転職した小規模な住宅系デベロッパーで、営業とお客様の間に入って苦労した経験から、
「それなら自分で責任を持ってお客様と直接やり取りしたい」と思い、営業職に転身しました。

私はおしゃべり上手でもなく、どちらかというとコミュニケーションが苦手。
営業職として苦労も多かったですが、この本との出会いが自分を変えてくれました。


【事実】もう一度会いたい営業マンは6人に1人だけ?

高橋浩一さんの『無敗営業』では、

「もう一度会いたい営業マンは6人に1人」
というデータが紹介されています。

住宅業界においては、もっと少ないかもしれません。

なぜ、こんなにも“信頼できる営業マン”が少ないのか?
それは、売り手の事情が優先されて、お客様の声が置き去りになっているからです。

売ることばかりに目が向き、本来の役割である「より良い未来の提案」ができていないのです。

この本は、新人教育のときにもとても参考になったので、興味がある方はぜひ一度読んでみてください。


良くない営業マンの特徴とは?

・新規の営業ばかり好む
・初対面で強引に話を進めようとする
・ヒアリングが不十分で提案が的外れ

こうした営業マンは、「信頼構築」が苦手=聞き取り不足=不満が解消されないという悪循環に陥っていることが多いです。

一見「話がうまい」営業も、詐欺タイプの可能性があるので注意が必要です。
短期的には見抜けないことも多いため、長く付き合える営業かどうかを見極めるのがポイントです。


まとめ|営業マンは“夢の案内人”

家づくりにおいて、営業マンとの相性はとても大切です。

「この人なら安心して相談できる」
「この人に任せたい」

そんな営業マンに出会えたら、きっと家づくりは楽しくなります。

逆に、「ちょっと合わないかも」と感じたら、遠慮せず担当変更を申し出てください。
信頼関係が築けなければ、どんなに良い提案も意味を持ちません。

当然会社によって出来る・出来ないはあります。その中でもベストを尽くしているか?売り手の都合を押し付けてこないか?

理想の住まいを実現するために、ぜひ“夢の案内人”となる営業マンと出会ってくださいね。

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