リフォームで追加費用が出る理由|失敗しないためのチェックポイントを解説

体験談

リフォーム工事でよく起きるトラブルのひとつが、
着工後の追加工事です。

「なんで追加なんて出るの?」
「なんで見積もり通りに工事が終わらない?」
「どうすれば防げるの?」
「何に注意すればいいの?」

そう疑問に思う方は多いと思います。

実際には、相見積りの取り方や無料建物調査の仕組み、
そして各社が成約に向けて行う営業活動の歪みが原因で起きているケースが少なくありません。

多くの方は
「金額だけでなく提案や内容も見て判断します」と言います。

しかし、いざ見積もり金額を目にすると
心穏やかに判断できないのが人の常でもあります。

私は長年リフォーム工事に携わってきました。
その経験から、追加工事が発生する理由やポイント、注意点を分かりやすく解説していきます。

■この記事でわかること
・リフォーム工事で追加料金が発生する主な理由
・追加費用が起きやすいリフォームのパターン
・リフォーム工事で失敗しないためのチェックポイント

建築という仕事は、
やったらやっただけ、手を抜いたら抜いただけ結果に表れる
とても分かりやすい世界です。

当然、しっかり施工すればその分金額は上がり、
手間や材料を減らせば価格は下がります。

しかし、この“塩梅”は一般の方には分かりにくいため、
トラブルが絶えないのがリフォーム業界の現実でもあります。

この記事を読むことで、リフォーム工事で起きやすい追加料金の理由を理解し、見積もりや契約の段階で注意すべきポイントが分かります。
結果として、不要な追加費用やリフォーム工事の失敗を防ぎ、安心して工事を進めるための知識を身につけることができます。

strato
大手ハウスメーカー リフォーム部
元エリアマネージャー
エリア実績 全国No1獲得
現在は独立してブログで住まいの情報発信中
建築業界25年の知識を発信します。

リフォーム工事で追加費用が出る理由

新築と違い、明確な数量を出しにくいのがリフォーム工事です。
そのため、圧倒的に経験が必要な分野でもあります。

理由は、建物には傾き・歪み・腐食・破損など、不測の事態が起きる可能性が非常に高いからです。

リフォームを検討される住宅は、メンテナンス工事を除くと
築20年以上、30年を超えた建物が多くなります。

30年も経つと、建物の劣化状況はこれまでのメンテナンス次第で大きく変わってきます。

さらにリフォーム工事では、新築と違い
最低限の検査が行政で義務付けられているわけではありません。

そのため実際のところ、
調査や判断の多くが業者の経験と判断に委ねられている
と言っても過言ではありません。

建物調査の不備

建物調査では、これでもかというくらい注意すべきポイントが存在します。

チェックシートを指差し確認しながら、抜けや漏れを防ぐように調査しても
どうしても見落としが出てしまうことがあります。

さらに

  • 経験不足による見落とし
  • 問題に気付けないリスク

といった可能性も存在します。

一回の調査で撮影する写真は300枚近くになることもあり、
プランを考える際に再度確認できるよう、記録を残す必要があります。

しかし、無料建物調査だけで建物のすべてを把握するのは本来困難です。

床下・屋根・小屋裏など、
非破壊で確認できる箇所はできる限り調査する必要があります。

そして

  • 調査写真
  • 調査員の説明
  • 建物の状態

これらを総合的に判断することが重要になります。

当然ですが、ここまでの調査を行うには
専門知識を持つ調査員・複数人の人員・十分な時間が必要になります。

しかし、受注単価の少ない小規模リフォーム工事では特に難しく
中小業者ではここまで行うケースは多くありません。

そのため多くの無料見積もりでは、

  • 依頼された工事範囲のみ
  • 概算レベルの調査

にとどまることが一般的です。

そして見積書には

「調査できなかった部分については、追加工事が発生する可能性があります」

という文言が入ることがほとんどです。

業者側としてはリスクを負わずに済み、
結果としてそのリスクはお客様側に移る形になるためです。

ただ、冷静に考えると
費用を払って調査しているわけではないのに、業者にすべてのリスクを負わせるのも難しい部分があるのではないでしょうか。

一般的にリフォームでは、3社前後の相見積りを取る方が多いです。
一方で、きちんとしたホームインスペクションは1件あたり数万〜10万円程度かかることもあります。

もし3社すべてで実施すると、調査費用だけでもかなりの金額になってしまいます。

関連記事:リフォームの建物調査が面倒 ほんとに必要?

リフォーム部分解体後の問題点判明

多くの場合、見積もり段階で

  • 下地交換
  • 配管の全面交換

といった費用を最初から入れることは少ないです。

理由は、相見積りの際に価格が高くなり不利になるからです。

良心的で誠実な業者は自信をもって必要うな交換を提案しますが、どこまでお客様届くか
営業力が問われてきます。

明らかに傷みが確認できる場合や、
お客様から依頼がある場合を除き、既存利用が基本になるケースが多いでしょう。

リフォームでは、既存を利用した方が安くなることは
皆さんも想像しやすいと思います。

そのため解体後に

「思っていた以上に傷んでいたので交換が必要です」

といった形で、工事中に追加費用が発生するケースが出てきます。

私自身、以前は大規模リフォーム会社に所属していたため、
細かい調査でリスク箇所を先に確認するのが基本でした。

そのため、他社の見積もりに是正工事が入っていない点を指摘すると

「大丈夫です。工事中に確認します」
「そんなに追加はかかりませんよ」

といった口約束で終わっているケースも多く見てきました。

もちろん、無料見積もりを何件も対応していくには
時間も人手も足りないという業者側の事情も理解できます。

ただ、小規模工事で
質の高い無料調査を求められると、正直かなり難しいと感じるのも事実です。

もし建物の状態が心配な場合は、
第三者による有料のホームインスペクションを検討するのも一つの方法だと思います。

関連記事:リフォーム会社言うことがバラバラ

お客様都合の追加変更

リフォーム工事は、工事が進むにつれて
家がどんどん綺麗で便利になっていきます。

すると最初は気になっていなかった部分も、
次第に気になり始めることがあります。

特に住みながらの工事では

  • 大工さん
  • 職人さん

が毎日家に来るため、良かれと思って
「ここも直した方がいいですよ」
と改善案を提案してくれることもあります。

最初は相見積りなどで価格を抑えるために
細かく調整していたお客様でも、

なぜか職人さんに言われるとすんなり受け入れるケースをよく見てきました。
設計プランナーとしては、少し歯がゆいところでもあります。

ただし、当初は費用を抑えるために
既存利用や残す方向で見積もりしていることも多いため、

当然ながら
変更が増えれば費用や工期が延びるのは避けられません。

相見積もり価格に踊らされて選んだツケ

これはどうしても起こりがちなことですが、
皆さんは 提案内容・対応・金額を総合して判断されていると思います。

しかし実際には、金額判断されるウエートはかなり大きいのが現実です。

見積もり明細の漏れや施工方法の違い、保証内容などを説明しても

  • 最終的に同じ大手だから
  • 担当者が一生懸命訪問してくれるから

など、さまざまな理由を付けて
安い金額を正当化しようとするケースは少なくありません。

私自身も買い物をする時に
「まあ大手だし問題ないか」と判断して安い物を購入してきた経験は数知れずあります。

人は 不確実で判断しにくい状況に直面すると、そこから逃げたくなり
簡単で分かりやすいものを基準に判断してしまいます。

これは心理学で言う 「認知的不協和」 と呼ばれる状態です。

さらにリフォームの場合、
プロの営業マンが必死に営業をかけてきます。

多くの場合 3社前後の相見積りになるため、
初めてのリフォームで、一生で1〜2回しか経験しない大きな出来事では
冷静に判断することは簡単ではありません。

だからこそ、
品質や施工内容を証明できる会社と話を進めることが大切です。

見た目や清潔感は価格とは関係ない

人は大半を 第一印象で判断する傾向があります。

例えば

  • 清潔感がある
  • 紳士的
  • 言葉遣いが丁寧

といった要素です。

しかし極端な例を言えば、
詐欺師も清潔感があり、紳士的で丁寧な言葉遣いをするものです。

もちろん横柄な人は論外ですが、
これらの印象だけで 価格の安さや工事品質を判断する材料にはならない
ということは意識しておいた方が良いでしょう。

見た目が良い・対応が丁寧=工事品質が良い

とは限りません。

それよりも

  • 建物の状態をしっかり説明してくれるか
  • 質問にお願いに真摯に向き合ってくれるか

といった部分を見ることが重要です。

価格を正当化するために良いところを探す

これまで相見積りされたお客様からよく聞いた理由には

  • 何度も訪問してくれて信頼できる
  • 新人で一生懸命だから助けてあげたい
  • 大手だから安心

といったものがあります。

こうした理由で、価格の安さを補おうとする話をされる方は少なくありませんでした。

当時は相見積りの競合相手でもあるため、
こちらの説明も ポジショントークだと思われてしまい
信頼を得るのは簡単ではありませんでした。

ただ今でも変わらず感じているのは、

  • 必要な訪問
  • 一生懸命な対応
  • 知識不足を補う努力

これらは 仕事として当然のことだということです。

そして
その点と価格は別の問題です。

さらに言えば
「大手だから安心」というのも神話に近い部分があります。

日々ニュースを見ても、大手企業の不祥事は絶えません。

感覚だけで判断するのではなく

  • 直近での同じ様な現場の工事監理報告書を提示
  • 現在稼働中の施工中検査写真
  • 保証内容確認

など エビデンスを書面で確認すること大切です。

問題が起きた時にどう対応するのかも
書面で確認しておくことが重要です。

工事箇所に蓋をする恐れ

工事を止める仕組みのないリフォームのリスク?

実はリフォーム工事では、
最低限の検査が行政で義務付けられているわけではありません。

確認申請が必要になる

  • 大規模修繕
  • 大規模模様替え

の範囲に入った場合のみ行政の指導が入ります。

しかし実際には、多くのリフォーム工事が
この範囲に入らないように施工されることが多いのが現実です。

つまり、
施工品質の多くが業者の判断に委ねられている状態とも言えます。

この状況で、消費者が工事品質を担保するのは簡単ではありません。

だからこそ

  • 工事監理報告書
  • 施工中の検査写真

など 施工の証拠を残してくれる会社と進めることが重要になります。

追加費用を割高にして値引きを回収するケース

最終判断の場面では、
多くの方が 少しでも値引きを求めます。

しかし、その値引きは本当に大丈夫でしょうか。

私が働いていた関西地域では、値引き交渉は日常的でした。
それでも、できるのは ほんの気持ち程度というケースが多かったです。

本来、大幅値引きが成立するなら

「最初の金額は何だったのか?」

と疑問に思うはずですが、
そこまで冷静に考えられる人は多くありません。

「もともと粗利が高いから大丈夫」
といったネット情報や感覚でポジティブに判断される方がほとんどです。

しかし企業は 薄利多売だけでは継続できません。

実際、無理な商売をしていたリフォーム会社は
例外なく 倒産や事業縮小していくのを見てきました。

企業にとって適切な粗利を確保することは、
施工責任を取るためにも必要なことです。

では無理な値引きはどうなるのでしょうか。

  • 着工前の追加変更
  • 工事中の追加工事

などで、値引き分を回収しようとするケースが出てきます。

もしくは、あってはならないことですが
見えない部分の品質で調整される可能性もあります。

契約して他社を断ってしまうと、
簡単に元には戻れません。

そこを見越して、
悪質な業者が高額な追加請求をしてくるケースもあります。

材料費高騰や工期理由

追加費用の理由として
資材高騰や納期遅れが挙げられることもあります。

実際、コロナパンデミックの時期には
建築業界全体で 未曾有の価格高騰が起きました。

その後もインフレの影響は続き、
この5年で材料価格は 以前では考えられないほど上昇しています。

また東日本大震災などの災害時には
材料が入らないといった問題も発生しました。

ただし、これは会社の対応によっても変わります。

私が勤めていた会社では
契約後に価格を変更したケースはほとんどありませんでした。

契約後すぐに発注するなどの対応も可能だからです。

そのため、
契約後に材料高騰を理由に追加費用が出るという話には
少し注意が必要
だと思います。

価格に騙されない為のポイント

まず大前提として、3社以上の相見積りを取り、各社の意見や情報を収集することが大切です。

リフォームは専門知識が必要な分野なので、
複数の業者から話を聞くことで自然と知識が身についていきます。

そのうえで、騙されないためのポイントを整理していきます。

関連記事:相見積りを取るべき理由

■契約時にしっかり文書化・図面化して契約書に挟む

正直なところ、一般の方が詳細見積もりの内容を完全に把握するのは非常に難しいです。

見積書は

  • 項目をいろいろな所に分散させる
  • 分かりにくい表記にする

といった形になっていることも少なくありません。

特に多いのが

  • 「一式」表記
  • 「塗装工事一式」など工法が不明確なもの

です。

この場合、工法や数量が明確になっていないため、
後からどうとでも解釈できる状態になってしまいます。

対策としては、他社の見積書などを参考に

  • 数量が書かれている項目
  • どの商品を何回塗るのか
  • どこのメーカーのどの仕様を使うのか

といった内容を確認し、
同じように表記してもらうことです。

また

  • 図面
  • 特記事項
  • 仕様書

などに明記してもらい、書面として双方に残すことが重要です。

もしこれを拒む場合、
後ろめたい事情がある可能性も考えられます。

口では
「同じようにやりますよ」と言っていても、
実際には逃げ道を残そうとしているだけかもしれません。

とにかく口約束は厳禁です。

書面・メール・打合せ記録など、
履歴が残る形で確認していくことが重要になります。

相見積りの中で得た知識を各業者にぶつけて、
確認と書面化をしていくことが大切です。

関連記事:見積もり明細の比較方法

■サイトや現場などで施工実績を確認する

各業者には、それぞれ得意な工事分野があります。

普段から従事している工事内容や工事規模が、
その会社の本来の強みです。

相見積りを進める中で、
今回の工事内容が見えてくると思います。

その時に確認したいのが

  • 今依頼している業者は、その工事を普段から行っているか
  • 自分の住んでいるエリアで施工実績があるか
  • 見学できる現場や施工事例があるか

といった点です。

これは

  • ホームページ
  • ブログ
  • 現場見学

などをお願いすれば、すぐに確認できます。

餅は餅屋という言葉があるように、
リフォーム工事も非常に幅広い分野があります。

専門外の内容や、経験の少ない工事を提案されていないかは
必ず確認しておきましょう。

経験不足は、施工不良や追加工事のリスクを高めます。

■事前に追加の可能性や費用を明記してもらう

リフォーム工事では、
100%追加工事をなくすことは不可能です。

なぜなら、建物の内部をすべて確認することは
非破壊検査ではできないからです。

追加を完全になくす方法は、
費用をかけて先に解体し、建物の状態をすべて確認することですが、
現実的には難しいでしょう。

そのため

  • 見えている症状
  • 建物の状態
  • 地域特性
  • 過去の施工経験

などの情報をもとに、
仮説を立てて改善方法を提案するしかありません。

ここで重要になるのが、業者の経験値です。

例えば

  • 同じ築年数の住宅
  • 同じ工法の建物
  • 同じ症状の修繕

などを多く経験している業者であれば、

「この場合は〇〇円くらいかかる可能性があります」

という説明ができるはずです。

そしてそのリスクを
契約前にきちんと説明してくれるかが大切です。

例えば

  • 最悪の場合は〇〇円
  • この部分は〇〇円かけて調査が必要

など、記録として残してもらうと安心です。

■可能な限り細部まで打合せして契約する

無料見積もりの段階では、
基本的に詳細打合せまでは行われないことが多いです。

詳細打合せは契約後になるケースがほとんどです。
これは業者側にとっても大きな負担になるため、仕方ない部分もあります。

そのため

「会社の標準仕様内で決めていただければ追加は出ません」

といった形で、
仕様書を渡されて契約するケースも多いです。

しかし数十万〜数百万円の工事で
仕様をあいまいなまま契約するのは、少しリスクがあります。

そこで重要になるのが
相見積りの段階でできるだけ仕様を固めておくことです。

例えば

  • このメーカーがいい
  • この設備にしたい
  • この仕様に変更したい

といった内容をまとめておくことです。

ショールームなどを回って
先に仕様を決めてしまうのも一つの方法です。

そうして契約すれば、
基本的に後から追加が出る余地は少なくなります。

もちろん、詳細打合せの中で
プロからより良い提案が出て変更するケースもありますが、
それは納得した上での変更になります。

日々の生活の中で大変だとは思いますが、
努力なしで追加を完全になくすのは難しいことも覚えておきましょう。

関連記事:標準仕様ってなに?

■追加予算を見込んでおく

ここも非常に大切なポイントです。

最初からある程度の追加予算を見込んでおくことです。

リフォーム工事では、
すべての状況を事前に把握することはできません。

また見積もり段階では必要性が分からなかった改善案も、
工事が進む中で

「やっぱりやっておいた方がいい」

と感じることもあります。

図面やパース、言葉で説明しても、
実物を見たときの理解度にはどうしても差が出ます。

そのため工事中に
初めて必要性を実感されるケースも多いのです。

おそらく今後そう何度もリフォームをすることはない
というタイミングであれば、なおさらです。

後悔先に立たずです。

余裕を持った資金計画を立てておくことも重要です。

■追加契約なしに進めた工事は支払う必要はない

意外と知られていませんが、
契約内容を変更する場合は必ず変更契約を結ぶ必要があります。

逆に言えば、
契約書を交わさずに勝手に進められた工事については
原則として支払い義務は発生しません。

お客様が依頼していない工事だからです。

ただし現状復旧など、ややこしい問題も出てくるため
無用なトラブルは避けた方が良いでしょう。

重要なのは

追加工事は必ず双方が納得して発注すること

です。

口頭での依頼も契約とみなされる場合があるため、
このあたりは専門家の意見を参考にしてください。

もし納得できない追加費用が提示された場合、
サインをしなければ追加契約は成立しません。

とはいえ工事が進んでいる途中で止まると困るため、
こうした状況は避けたいものです。

だからこそ、ここまで説明してきた
事前の対策をしっかり行うことが重要です。

そのうえで、万が一の場合は
こうしたルールを理解したうえで業者と向き合うことが大切です。

業者の本音

ここまで追加工事のリスクや注意点を解説してきましたが、
業者側の本音についても少し触れておきたいと思います。

リフォーム工事では、決して「追加=すべて悪いもの」とは限りません。
現場だからこそ見えてくる改善案も実際に存在します。

施工していく中で気づく改善案

私も営業マンとして、これまで数多くのお客様や建物と向き合ってきました。

プランナーとして、想像できる範囲で
「あーでもない、こーでもない」と考えながら

  • 改善案
  • 修繕案

を無料の範囲内で提案してきました。

しかし、契約して実際に工事が始まり、
現場を細かく確認できるようになると、

それまで気づけなかった改善案や問題点が見えてくることも確かです。

例えば

  • 現場で初めて見えるスペース
  • 解体して初めて分かる状態
  • 大工さんや職人さんの経験から出てくるアイデア

などです。

リフォームの醍醐味は、
既存の建物を活かしながら改善していくことです。

その中で出てくる対策案は、
追加費用がかかる場合もありますが、
耳を傾けてもらえればより良い住まいになる可能性があります。

もちろん、
理由のない追加工事は問題です。

しかし

「もっと良くしたい」
「より便利にしたい」

という思いから出てくる提案であれば、
一度話を聞いてみる価値はあると思います。

そのためにも、
費用がかかるからとすぐに諦めてしまわないよう
ある程度の予算の余裕を持っておくことも大切です。

職人の声

職人の世界ではよく

「いい仕事は儲からない」

という言葉があります。

少し乱暴な言い方ですが、
ある意味では事実でもあります。

仕事は

  • 手間をかければかけるほど良くなる
  • しかし時間をかければかけるほど利益は減る

という側面があるからです。

職人気質が強すぎると、
より良い仕事を追求するあまり
経営的に苦しくなることもあります。

だからこそ、こんな言葉が出てくるのです。

つまり職人は、

「こうした方がもっと良くなる」

ということを分かっているケースが多いということです。

もし工事中に

「ここを少しこうした方がいいですよ」

といった提案があった場合、

ちょっとした手間をお願いして
気持ち程度の追加費用を出すことで、より良い仕上がりになる
ということもあります。

こうした考え方を
頭の片隅に置いておくだけでも、

もしかすると
ワンランク上の住まいにつながるかもしれません。

関連記事:良い仕事は儲からない?

まとめ:リフォーム追加工事で失敗しないための7つのポイント

リフォーム工事では、着工後の追加工事が発生することは珍しくありません。
しかし、その多くは事前の知識や準備でリスクを減らすことができます。

追加費用が発生する主な理由には、

  • 建物内部を完全に確認できないリフォーム特有の事情
  • 無料見積もりによる調査の限界
  • 相見積りによる価格競争
  • 解体後に初めて分かる劣化や不具合
  • 工事中に出てくる改善提案や仕様変更

などがあります。

また、金額だけで業者を選んでしまうと、
工事中の追加費用や品質の問題につながるケースもあります。

リフォームで失敗しないためには、次のポイントを意識することが重要です。

リフォーム追加工事で失敗しない7つポイント

  1. 3社以上の相見積りを取り、情報と知識を集める
  2. 契約内容・仕様・数量をできるだけ書面化する
  3. 施工実績や得意分野を確認する
  4. 追加の可能性と費用を事前に説明してもらう
  5. 仕様や設備はできるだけ契約前に決めておく
  6. 追加費用の予算をある程度見込んでおく
  7. 追加工事は必ず書面で合意してから進める

リフォームは人生の中でも大きな投資になることが多い工事です。

価格だけで判断するのではなく、
提案内容・調査力・施工実績・説明の透明性などを総合的に確認することが、
満足度の高いリフォームにつながります。

そして現場で出てくる改善提案の中には、
住まいをより良くするヒントが含まれていることもあります。

不要な追加工事には注意しつつ、
本当に価値のある提案には耳を傾けることも大切です。

適切な知識を持ち、信頼できる業者と進めることで、
リフォームはきっと より快適な住まいづくりの大きな一歩になるはずです。

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