リフォーム提案の違いと仕様の違い 徹底解説

仕様

ー 詳細打合せの役立ちポイント ー

見積もりを取ってみたものの、
「リフォーム会社によって提案内容が全然違うのはなぜ?」
「標準仕様の違いって何?」
「価格差の理由が見えず、何を基準に選べばいいのか分からない」
「どうやって詳細を決めていけばいいの?」
そんな悩みや不安を抱えていませんか?

リフォームは決して安い買い物ではありません。にもかかわらず、専門用語が多く、提案書を見ても違いが分かりにくいのが現実です。営業担当によって説明もバラバラで、「この判断で本当に大丈夫?」と頭を抱えてしまう方も少なくありません。

分からないことだらけで迷って当然です。

本記事では「リフォーム提案の違い」と「仕様の違い」に焦点を当て、会社ごとの考え方や施工内容の差がどこで生まれるのかを徹底解説します。価格だけでは見えない本質的な違いを分かりやすく整理し、後悔しない選び方をお伝えします。

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■この記事で分かること
・リフォーム会社ごとに提案内容が変わる本当の理由
・各工事箇所ごとの特徴や材質の考え方
・仕様の違いが価格や性能に与える影響
・失敗しないために確認すべきチェックポイント

リフォーム成功の鍵は「価格の安さ」ではなく、「提案の質」と「仕様の中身」を理解し、比較することにあります。

各社の提案を冷静に見極められるようになり、不安を解消したうえで自信を持って判断できるようになります。結果として、納得できるパートナー選びと、満足度の高いリフォームを実現できるようになります。

strato
大手ハウスメーカー リフォーム部
元エリアマネージャー
エリア実績 全国No1獲得
現在は独立してブログで住まいの情報発信中
建築業界25年の知識を発信します。

そもそも標準仕様ってなに?

見積もりを依頼する際、
キッチンメーカーやお風呂の仕様、建具やフローリングのグレードなどを最初に指定しない限り、
依頼した会社がオススメしている仕様=標準仕様で、まずは見積もりが作成されます。

つまり、その会社のオススメ仕様とは、
「どのような考え方でリフォーム工事を進めているか」を表しているとも言えます。

価格重視なのか、
グレード重視なのか。

ここに、会社ごとの考え方の違いが表れます。

大きな会社になると、いわゆる“お買い得グレード”を設定している場合があります。
これは、大量の売上や契約条件を背景に、メーカーと価格交渉をしているからです。

各社ごとに「得意なメーカー」や「価格を抑えやすいメーカー」があり、
メーカーを変更するだけで、見積金額が大きく上がってしまうこともあります。

たとえば、
LIXILは比較的値引き率が高く、大量仕入れによって仕切り価格を抑える傾向があります。
一方、TOTOは大きな値引きを出しにくい傾向があり、工務店が得意分野として扱っている印象があります。

また、タカラスタンダードやクリナップも同様に、量による大幅な値決めは比較的少ない傾向があります。

同じメーカーで設定していても、
内部の仕様や選べる範囲(設備のランク・扉材・カウンター材など)によって、価格は大きく変わります。

値段だけで判断せず、
時間はかかりますがショールームで確認すること、
少なくともネットでグレードの違いを比較することをおすすめします。

リフォーム会社ごとバラバラだと比較しにくいな

先のSRで仕様を決めてしまうと各社の差がハッキリします。

建材(建具やフローリング)にも、各メーカーごとに複数のシリーズがあり、それぞれにグレード差があります。
質感や性能の違いを確認せずに価格だけで決めてしまうと、後悔につながりやすいポイントです。

価格にとらわれ過ぎないこと。
それが、標準仕様を正しく理解する第一歩です。

関連記事:標準仕様ってなに?

屋根の種類と決め方

リフォームの場合、屋根は既存の屋根材を基準に考えるのが基本です。
原則として、今よりも「軽い材料」もしくは「同等の重さ」の材料へ葺き替える、または塗装でメンテナンスする方法が一般的です。

建物の外観や形状まで大きく変更するケースを除き、
既存の意匠(デザイン)を崩さないように計画するのが定石です。

■ 築15年前後なら塗装という選択肢

築15年前後であれば、塗装で仕上げるケースも多くなります。
遮熱性のある塗料を使用すれば、屋根への施工効果は比較的大きいです。

ただし、塗装の場合はグレードによて約10年ごとに再メンテナンスの時期が訪れます。

屋根は建物の中で最も過酷な環境にさらされる部分です。
現場塗装は、工場成形された屋根材と比べると耐久性の面では劣る傾向があります。

外壁の塗装材よりもワンランク上の材料で選ぶことが大切です。

■ 長期的に持たせたいならカバー工法

耐久性を重視する場合は、軽量な金属系屋根材によるカバー工法も選択肢です。
既存屋根の上から新しい屋根材を施工することで、建物への負担を軽減できます。

しかし、既存下地の状態によっては雨漏れのリスクが残るため注意が必要です。

特に重要なのが、
1階屋根と2階外壁の取り合い部分(水切り部分)です。

通常はこの部分に水切り板金を施工しますが、カバー工法の場合はここが弱点になりやすいのです。

外壁内部までしっかり防水施工を行うのか
最終的なコーキング処理で終わらせるのか

この違いで、将来的な雨漏れリスクは大きく変わります。

コーキング頼みの施工は、劣化による防水切れが起きやすく、非常に危険です。

なんでそんな施工するの?

価格を抑えるため、屋根業者で施工を完結させたいからです。
10年程度ならコーキングは持ち、初期不良は逃れられます。

必ず専門業者に現状をチェックしてもらいましょう。
また、各社は保証の観点から施工基準を設けているはずです。施工方法と保証内容は必ず確認しましょう。

関連記事:カラーベストの屋根って塗装で大丈夫

■ 屋根材ごとの特徴

耐久年数が最も長いのは、釉薬瓦や和瓦です。
ただし、重量があるため耐震性の面では不利になり、必要に応じて構造補強も含めた計画が必要になります。

現在、リフォームで多く採用されているのは
・カラーベスト(スレート系)
・金属製屋根材

これらは軽量で安価な傾向の為、リフォームにも適しています。
表面加工性能の高い製品であれば、30年程度の耐久性を持つものもあります。

関連記事:耐震補強の考え方

■ 重要な注意点

瓦屋根からカラーベストや金属屋根へ葺き替える場合は、
必ず断熱材を施工しましょう。

断熱対策をしないと、夏場は2階が非常に暑くなり
冷房費が大きくかかる原因になります。

■ 意匠とのバランスも重要

既存建物が和風建築の場合や屋根形状によっては、
軽量屋根に変更すると外観が貧相に見えてしまうことがあります。

厚みのあるコンクリート瓦で重厚感を出す方法もありますが、
和瓦特有の曲線美までは再現できません。やはり意匠性では和瓦が優れています。

屋根は「価格」だけで決めると後悔しやすい部分です。
耐久性・重量・断熱性・雨仕舞い・意匠性を総合的に考えて判断しましょう。

外壁材の決め方と色決めのポイント

外壁リフォームで最も多いのは、塗装によるメンテナンスです。

築30年以上の建物では、モルタル下地の外壁が多く、張り替えとなるとコストが高くなります。
既存モルタルを残してサイディングを重ね張りする方法もありますが、外壁が重くなるため、施工するなら軽量な金属サイディングが向いています。

理想を言えば、既存モルタルを撤去し通気工法でサイディングを施工する方法が湿気対策として優れています。壁体内の湿気を逃がすことで、木部の腐食防止にもつながります。

既存がサイディングの場合は、まず目地のコーキング打ち替え、もしくは増し打ちが必要になります。

古いサイディングには、薄い製品や、アスベスト規制黎明期で品質が安定していなかった材料も存在します。

外壁が波打って見えるのは、多くは厚みやアスベスト関連が多いです。


大きく反っている・割れている場合は、塗装ではなく張り替えを基本に検討することをおすすめします。

劣化した外壁に塗装をしても、思ったほど長持ちしません。
外壁を新調すると建物全体の完成度は一気に上がり、見た目は新築と見分けがつかないほど改善されます。

関連記事:1番メンテナンス費用がかかるのは?

■ 塗装の種類

一般的な塗料の耐久目安は以下の通りです。

・アクリルシリコン系:10~15年程度
・フッ素系:15~20年程度
・無機系:20年以上

フッ素や無機塗料は塗膜が硬いため、揺れの大きい木造住宅では注意が必要です。
特に2000年以前の耐震基準の建物では、耐震補強を行わずに進めると、ひび割れのリスクが高まる可能性があります。

価格帯は、
シリコン系を基準とすると、
フッ素系で約1.5倍以上、無機系では2倍以上になることもあります。

耐久年数は伸びますが、重要なのは建物全体のメンテナンスサイクルを揃えることです。
足場を組む回数を無駄に増やさない計画が、結果的にコスト削減につながります。

屋根は外壁より劣化スピードが早いため、同じシリコン系で塗ると屋根のほうが先に傷みます。
可能であれば屋根はワンランク上の塗料(フッ素に近いグレード)を検討するのがおすすめです。
ただし価格も上がるため、カバー工法との比較検討も必要です。

無機系塗料は一度施工すると、将来的な再塗装時に塗料の密着性がどうなるか未知数な面があります。
30年前後で再塗装する際には、塗料の種類変更を含めた判断が必要になる可能性があります。

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■ 色決めの注意点

奇抜な色は極力避けたほうが無難です。

・濃い色は退色しやすい
・価格が上がることがある
・熱を吸収しやすく、室内温度が上がる可能性がある

通気工法や断熱補強をしない場合、夏場に「以前より暑くなった」と感じることもあります。

関連記事:色決めのポイント

■ サイディングの種類とポイント

最近のサイディング材は表面コーティング性能が向上しており、雨水で汚れを落とすセルフクリーニング機能を持つ製品もあります。
中には30年近く表面メンテナンス不要とされるものもあります。

ただし注意すべきはコーキング部分です。
外壁材が高耐久でも、コーキングの耐久性が低ければ意味がありません。

価格は上がりますが、高耐久コーティング仕様のコーキング材を必ず選びましょう。

厚みは18mm以上がおすすめです。
固定方法は、引っ掛け金物工法などを採用することが重要です。建物は必ず揺れるため、釘止めは割れやすい傾向があります。

最近では、目地を極力少なくしたサイディングもあります。
目地を減らせば、コーキングはサッシ周りのみになり、劣化リスクを大幅に減らせます。
実際に劣化が目立ちやすいのは、サイディング同士のジョイント部分です。

目地の少ない金属系サイディングも有効な選択肢です。
ただし、凹みやすさや既存建物との意匠バランスを考慮する必要があります。ここで設計・提案力の差が出ます。

余談ですが、金属外壁は電波が入りにくくなる場合があります。
テザリング主体でインターネット環境を構築している場合は注意が必要です。

外壁は「価格」だけでなく、
耐久性・防水性・通気性・デザイン・将来のメンテナンス計画まで含めて判断することが重要です。

関連記事:一軒家のメンテナンスが面倒

サッシ交換の種類と違いとリスクについて

リフォームで代表的なサッシ交換方法は、大きく分けて3パターンあります。

1.サッシ交換(取り替え)
既存のサッシを撤去し、新しいサッシを取り付ける方法。

2.カバー工法
既存のサッシ枠を残し、その上から新しいサッシを被せる方法。

3.内窓設置
既存サッシはそのままに、室内側へもう一つサッシを新設する方法。

寸法さえ測れば、施工は1日で終わるのでオススメです。

■ 費用の基本原則

リフォームで費用を抑える基本は、
既存部分を極力利用する=撤去しないことです。

価格の順番も一般的に、
内窓 → カバー工法 → サッシ交換
となります。

ただし、カバー工法とサッシ交換の価格差は意外と大きくありません。
オーダー製作のカバー工法サッシと、既製品の新規サッシの価格差、さらに施工手間の差が近いためです。

一方で、既存を活かす工事を主に行っている会社では、サッシ交換に不慣れであったり、メーカーとの仕切り価格が確立していなかったりするため、交換工事が割高になる傾向もあります。

■ サッシ交換のリスク

サッシを新設するということは、外壁を触る工事になるということです。

・外壁塗装が必要になる
・サイディング張り替えが必要になる

など、関連工事が発生します。

また、雨漏れやひび割れのリスクも伴うため、実績や価格競争力のない会社は避ける傾向があります。

各社には保証範囲に基づく施工基準があります。
必要な工事内容と保証範囲は必ず確認してください。

新しくサッシを交換するのって難しいですね

既存の防水を切る工事です。
どう防水の連続性を担保するか
ひび割れ対策するかが大切です。

■ サッシ材質の重要ポイント

必ず樹脂サッシを選びましょう。

アルミ樹脂複合サッシは、断熱性・結露対策の面で樹脂サッシより劣ります。
断熱性能を重視するなら、素材選びは非常に重要です。

デザインや雨戸の種類など
選べるものが減りますが、それ以上に枠の熱交換が問題大きいです。

■ 価格を抑えたいなら内窓

費用を抑えるなら、内窓が最も現実的です。
既存サッシの内側にもう一つ窓を設けるため、断熱効果は非常に高くなります。

ただし、

・窓の開閉が二重になる
・外に出る際も毎回2回開ける必要がある

といったデメリットがあります。

■ カバー工法の注意点

カバー工法は既存サッシの防水性能がしっかり機能していることが前提です。
最終的な防水処理はコーキングに頼る部分が多くなります。

形状や重量が変わることで、防水性能がどこまで維持できるかはケースバイケースです。

玄関サッシや大きな庇のある部分など、雨掛かりが少ない場所であればリスクは下がりますが、
必ず各社の見解と保証範囲を確認してください。

■ 補助金と断熱性能について

近年、国は省エネ住宅や健康寿命の延伸に力を入れています。
サッシ交換は既存住宅の省エネ化、そして住まう人の健康維持に大きな効果があります。

実際、外気と室内の熱の出入りの多くは窓(サッシ)部分で起こっています。

そのため、国は毎年、サッシ交換や内窓設置に対して大きな補助金制度を設けています。
名称や制度内容は変わっても、私が勤務している間は継続的に実施されています。

ただし注意点があります。

補助金は予算枠があり、近年は7〜8月頃には枠が埋まり始め
10〜12月頃は特に取得しにくくなる傾向があります。

毎年、今期枠と来期申請との間で葛藤があります

断熱性能向上を目的としたリフォームを検討している場合は、
施工時期と申請タイミングに注意が必要です。

さらに、建築価格の高騰が続いている現状では、
翌年へ延期した場合、補助金増額よりも値上げ幅のほうが大きい可能性もあります。

インフレ時代において、「今より安くなる」という可能性は年々低くなっていると言えるでしょう。

サッシ工事は、
価格・断熱性能・防水リスク・保証内容を総合的に判断することが重要です。

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水回り設備の確認ポイント

まず確認すべきは、各社の標準仕様の違いと、
「どのメーカーが使えるのか」「どのメーカーに価格交渉力があるのか」です。

私自身、大手企業に勤めていた経験がありますが、水回り設備の仕切り価格は衝撃的に安かったです。
大量仕入れや契約条件によって、大きな価格差が生まれるためです。

ただし、メーカーによっては中小業者との差が小さい場合もあります。
実際には、そのメーカーのほうが性能や製品品質に優れているケースもありました。

各社のおすすめ=必ずしも性能が良い、とは限りません。
価格背景と商品性能は分けて考えることが重要です。

■キッチン交換の注意点

キッチンの価格は、各メーカーのシリーズ(グレード)が上がるにつれて仕切り価格が上がり、販売価格も上がっていきます。

ショールーム(SR)では、最も目立つ場所に高級車並みの最上位グレードが展示されていることが多いです。
グレードが上がるほど利益率も上がるため、自然と高価格帯が目立つ構成になります。

各社がSRへの来場を勧めるのは、実物を見ることでオプション追加が出やすいからです。

理想的な流れは、
1回目:価格帯や機能を把握するための見学
2回目:本気でメーカー・商品を決めるための確認

会社任せにすると、会社都合の仕様に誘導される可能性もあります。
必ずご自身でSRに足を運びましょう。

*SRに表示されている金額は定価で参考にならないので注意して下さい。

特に注意したいのは、引き出しや扉の化粧パネル部分です。
安価なグレードでは角の加工が弱く、剥がれやすいものもあります。
グレード差は色や見た目だけでなく、内部構造や製造品質にも関係している点を理解しておきましょう。

初回のSR見学では、必ず営業担当またはSRスタッフの案内を付けてください。
商品知識や機能差は、説明を受けないと判断が難しい部分です。

相見積もりの際も、可能な限りグレード差をネットやSRで確認しましょう。

個人的な見解ですが、キッチンは家事の大半を占める空間です。
自動化機能や、子育て世帯・家族の多い家庭ではフロントオープン食洗機の導入を強くおすすめします。
生活の質は確実に向上します。

キッチン本体だけでなく、収納計画や配膳動線まで含めてこそ快適な住まいになります。
単なる器具交換ではなく、「生活の質を上げるリフォーム」を意識してください。

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■ユニットバス交換の注意点

ユニットバス交換は、築20年以上経過している住宅で行われることが多いです。

築20年以上の住宅では、現在ほど断熱・気密・防火対策(石膏ボード施工など)が徹底されていないケースが多くあります。

ユニットバス交換=解体工事です。
つまり、壁内部や基礎立ち上がり部分の断熱・気密・腐食対策を行える絶好の機会です。

この対策を省くと、ユニットバスを新しくしても体感温度はほとんど改善されません。
外気が入り込み、「新品なのに寒い」という状態になります。

100万円近くかけてヒートショックのリスクを残すのは、費用対効果が悪すぎます。
断熱・気密工事が含まれているか必ず確認してください。

個人的には、ユニットバスはシンプルが最適です。
お風呂は汚れを落とす空間であり、皮脂や水垢は必ず付着します。

マグネットタイプ以外の棚や器具は、パネルに穴を開けてコーキング処理を行うため、将来的な劣化リスクがあります。
手すりや必要最小限の設備以外は、極力シンプルに抑えることをおすすめします。

浴室換気乾燥暖房機も一般的になりましたが、断熱施工が不十分だと熱が逃げ、光熱費がかさむだけです。
根本的な断熱対策が最優先です。

住宅での冬場の事故は非常に多いです。
適切な施工で防げる内容です。

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■トイレ交換の注意点

トイレは掃除のしやすさ重視がおすすめです。

最近の便器は、
・縁がスッキリしている
・鏡面コーティング性能が高い
・便器自体の凹凸が少なく拭き取りやすい

など、清掃性が大きく向上しています。

価格は高めですが、背面で支える「浮いているタイプ」は床掃除が非常に楽になります。

節水型が主流ですが、水量が少ないため汚物が残るケースもあります。
特にタンクレスタイプは水圧が弱い場合があるため、2階設置は注意が必要です。

見た目はタンクレスでも、背面にタンクを内蔵したタイプもあります。
デザインと性能のバランスで検討してください。

間取り変更とも関連しますが、トイレは引き戸の横入りにすると介護やサポートがしやすくなります。

トイレは大きな価格差が出にくく、オーソドックスなモデルが提案されることが一般的です。
必要以上にグレードアップせず、清掃性と将来性を優先しましょう。

関連記事:親のトイレが心配になったら

間取り変更提案 違いと注意点

リフォームは一般的に器具交換や塗装などのメンテナンス工事が多いです。
間取り変更まで対応できる業者は実は限られています。

  • 構造補強や耐震計算ができる体制が整っている
  • 補強工事に対応できる職人を抱えている
  • 検査体制が整っている

一定の条件を満たした会社に依頼することが重要です。

多くのリフォーム会社は、間取りを大きく変更せず、既存の柱や構造ラインを活かした提案を行います。
経験が少ない会社が無理に間取り変更を提案すると、手抜き工事や不十分な補強につながる可能性もあります。

また、普段からプランニングや間取り設計を行っていない会社では、現地調査の段階で問題点や具体的な改善案が出てこないこともあります。
各社のプラン内容や改善提案の違いを、しっかり比較・確認しましょう。

構造や補強方法の説明、検査の仕組みなどを丁寧に説明してくれるかどうかも、大切な判断材料です。

注意したいのは、数字上の広さやパースの見栄えだけが良い「広いLDKプラン」や見た目重視の提案です。
間取り変更の本来の目的は、生活の質を高めることにあります。印象操作に惑わされず、施主の要望に寄り添ったプロの提案かどうかを見極めましょう。

少しの工夫で、生活の質を大きく変えられるのが間取り変更の醍醐味です。
最近では「リノベーション」という言葉も一般化し、既存住宅を再生する考え方が広く受け入れられています。

新築価格が高騰している今だからこそ、各社の提案内容や施工方法を比較することは、住まいづくりの選択肢を広げるきっかけになります。一度しっかり確認してみることをおすすめします。

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■表層工事と下地交換の違い

リフォーム価格を抑えるということは、既存部分を極力残すということになります。
そのため各社ともコストを抑える方法として、既存の壁を剥がさず上から重ね張りをする、クロスの張替えのみで対応する、非構造の間仕切り壁を撤去する程度にとどめる、といった工事が多く見られます。

外部に面している内壁を剥がす業者は、ほぼいません。

近年は断熱等級や気密施工についての認知も広がってきましたが、リフォーム分野ではまだ十分とは言えません。新築でさえ施工不良が問題になることがある中、リフォームではなおさら注意が必要です。

断熱・気密・湿気対策を適切に行わなければ、住まいの性能は向上しません。
連続性をもって施工するためには、外部に面する内壁を一度剥がして施工することが重要になります。

これは生活の質や健康寿命にも大きく関わる工事です。最近の施工実績や施工例を確認することをおすすめします。

また、「下地を剥がして再施工します」という説明があっても注意が必要です。
下地材のピッチ(間隔)を広げて材料や手間を省き、価格を抑えているケースもあります。一般的な基準と比較して適切かどうかを確認しましょう。

工事管理報告書の下地の検査写真を見せてもらうなど、どのように品質管理をしているかを確認することも大切です。職人任せ・下請け任せになっていないかもチェックポイントです。

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■窓新設・扉交換の注意点

間取り変更を行う際に、特に注意してほしいのが窓の位置と扉の開き勝手です。

窓は、建物と自然をつなぐ大切な役割を持っています。
なんとなく計画された腰窓や掃き出し窓が、道路や隣地からの視線を気にして結局「開かずの窓」になっている住宅も少なくありません。

リフォームでは、既存の問題点や視線の抜け方、周辺環境との関係を実物サイズで確認できます。
今ある不満を改善できる絶好のチャンスです。

模型やパース以上のリアルがそこにあります。
改善方法が明確に分かります。

視線や採光を意識した窓の配置提案、動線を考慮した開き勝手の設定、さらに将来の介護サポートまで見据えた扉計画が重要になります。

各社の提案の違いや考え方を比較し、どのような改善につながるのかを具体的に確認しましょう。納得できる提案を選ぶことが大切です。

ただし、無理な変更や保証面で不安のある会社に依頼すると、施工中に解体してから「やはりできません」と言われるケースもあります。
安心して任せられる会社かどうか、事前確認を怠らないようにしましょう。

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インテリアコーディネートのポイント

リフォームにおけるインテリアで重要なのは、既存部分との調和です。
リフォーム部分だけで計画を進めてしまうと、その箇所だけが目立ち、全体としてチグハグな印象になってしまいます。

色のバランスは、メインカラーを2色程度に絞り、全体の7割ほどの面積を占めるように構成すると安定感が生まれます。
残りの3割にアクセントカラーや異素材を取り入れ、コントラストを楽しむことで、統一感のあるデザインにまとまります。

新人時代によく参考にしていたのが、照明カタログなどに掲載されている室内インテリアの事例です。
色や素材の組み合わせ、そして光(自然光・照明器具・間接照明)の使い方によって、室内の雰囲気は大きく変わります。

特に光の計画は、空間の印象を左右する重要なポイントです。
予算に余裕がある場合は、照明器具まで含めたトータルコーディネートを提案してもらうことで、完成度の高い空間が実現します。

また、カーテンや家具もアクセントカラーとして機能します。
内装材だけでなく、インテリア全体を一つの空間として捉え、トータルで整えることが大切です。

部屋がごちゃごちゃするのは嫌だ

トータルコーディネートすることでお部屋と整います。

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機能建材・便利設備機器

最近では、機能性とデザイン性を兼ね備えたインテリア建材が増えています。
たとえば、LIXILが展開するエコカラットは、素材の質感や色味を活かしながら、空間のアクセントとして演出できる建材です。

価格帯はやや高めですが、漆喰や珪藻土以上の調湿・脱臭機能を持つ製品もあり、デザインと性能を両立したい方には検討する価値があります。

また、最近は共働き世帯が増え、家事の時短につながる設備機器への関心も高まっています。
時短機能を備えた電気設備や、乾太くんのようなガス衣類乾燥機は、リフォームを機に導入を検討すると、生活の質が大きく向上します。

さらに、冷凍食品の品質向上により、料理の時短や作り置きのためのストック需要も増えています。
キッチン周辺に冷凍庫スペースをあらかじめ計画しておくと、日々の家事が格段に便利になります。

いずれの設備も初期費用はかかりますが、導入したご家庭の満足度は非常に高い傾向があります。
リフォームは単なる修繕ではなく、暮らし方を見直す機会です。将来の生活スタイルも見据えながら、機能建材や設備機器を上手に取り入れていきましょう。

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外構工事

建物の外観がきれいになると、次に気になってくるのが外構工事です。
築30年以上の住宅では、外部の給排水管が劣化していたり、地盤沈下による水漏れの恐れがあったりするため、必ず点検してもらいましょう。

新築やハウスメーカーでは、外構工事を建物本体とは切り離して受注するケースが多く見られます。
その理由には、建築基準法の扱いや収益性の問題などがあります。

本来は、建物と外構をトータルで計画することで、一体感のある外観づくりや視線対策・防犯対策・環境配慮まで含めた提案が可能になります。ただし、その分コストは上がる傾向にあります。

建物本体ほど構造上の致命的リスクは少ないため、外構は直接専門業者へ発注されることも多い分野です。
また、地方では浄化槽の埋設や下水管整備をあわせて行う家庭も多く見られます。

ブロック塀や、かつて流行した大谷石などは、30年も経つと劣化が進み、崩れやすくなることがあります。
安全面の観点からも、早めの確認と対策が重要です。

市区町村によっては、工事内容や通学路の安全対策に関連して補助金制度が設けられている場合もあります。
ただし、業者や担当者が積極的に案内してくれるとは限りません。面倒がって動かないケースもあるため、補助制度の有無は必ず自分でも確認するようにしましょう。

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まとめ

今回ご紹介したリフォーム計画の各項目について、注意点をあらためて確認し、担当の営業や会社にぜひ質問してみてください。

質問への答え方や説明の仕方で、その会社のスタンスや考え方が見えてきます。
信頼できるパートナーになれるかどうかも、やり取りの中で判断できるはずです。

私自身、これまで提案を中心にリフォーム業界に関わってきましたが、相談は基本的に無料です。
一度に複数社から提案をもらうことで、今まで知らなかったことを知るきっかけになったり、新しい視点から今回の計画や将来の暮らしを見つめ直すことができます。

リフォームは大きな決断です。
だからこそ、遠慮せずにさまざまな提案を比較し、納得できる選択をしてください。ぜひ一度、積極的に行動してみることをおすすめします。

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